事務職の選考でも、一次面接を中心にオンライン面接を取り入れる会社が増えています。「対面よりは気楽そう」と思いきや、いざ受けるとなると「部屋はどこまで映る?」「目線はどこ?」と、対面とは違う心配ごとが出てきます。
この記事では、オンライン面接ならではの準備とマナーを、前日までにやること/当日やることに分けて整理しました。私(当サイト運営者)自身、転職エージェント経由の選考でオンライン面接を受けた経験があるので、その実感も添えます。
前日までの準備:環境づくりが半分です
オンライン面接は、始まる前の環境づくりで半分決まると考えてください。話す内容の準備が同じでも、映り方と聞こえ方で印象が変わります。
- 静かな場所を確保する(自宅が難しければ、個室のレンタルスペース等も選択肢)
- 背景はできるだけ無地に。生活感の強いものは映る範囲から外す
- カメラは目の高さに(ノートPCは箱や本で高さを調整。見下ろす角度は印象が硬くなります)
- 顔に光が当たる向きに座る(窓を背にすると逆光で暗く映ります)
- イヤホン・マイクの動作確認(聞き返しが減り、お互いに楽です)
- 充電と通信の確認(電源につないだまま受けるのが安心)
指定されたツール(Zoom・Teams・Google Meetなど)は、前日までに一度立ち上げて、カメラとマイクのテストまで済ませておきましょう。当日の「入れない・聞こえない」がいちばん焦ります。
パソコンがない場合:スマホでも大丈夫です
「パソコンを持っていないのですが……」という方も、心配いりません。スマホでも問題なく受けられます。その場合のポイントは3つです。
- 必ず固定する(スタンドがなければ、本や箱に立てかければ十分。手持ちは画面が揺れて相手が疲れます)
- カメラが目の高さにくるように置く(机に平置きして見下ろすのは避ける)
- 横向きか縦向きかは、案内に指定がなければどちらでも。迷ったら、相手の画面で標準的に映る横向きが無難です
加えて、着信やLINEの通知は必ずオフ(おやすみモード・集中モードが確実です)。面接中に通知音が鳴るのがスマホ最大の落とし穴です。
服装は「対面と同じ」が基本です
画面に映るのは上半身だけですが、服装は対面の面接と同じ基準で整えるのが安全です。立ち上がる場面が絶対にないとは言い切れませんし、何より「上だけ整える」と気持ちの切り替えがあいまいになります。詳しくは事務の面接の服装・身だしなみにまとめています。
当日の話し方:対面との違いは3つだけ
- 目線はカメラのレンズへ……画面の相手の顔を見ると、相手からは伏し目に見えます。話すときはレンズ、聞くときは画面、と使い分けるくらいで十分です
- 相づちは「声に出す」より「うなずき」で……音声がかぶると聞き取りにくくなります。少し大きめのうなずきが伝わりやすいです
- 普段より半テンポゆっくり話す……通信のわずかな遅延で、早口はさらに聞き取りにくくなります
内容面の準備は対面と同じです。よく聞かれる質問への答えは回答例12問を、話す練習のやり方は面接の練習方法をどうぞ。オンラインは手元にメモを置けるのが利点ですが、読み上げは目線と声で必ず伝わります。置くならキーワードだけの骨組みメモにしましょう。
通信トラブルへの備え
万一に備えて、面接担当者の連絡先(電話番号・メール)を手元に控えておきます。接続が切れたら、慌てずに再接続を試し、戻れないときはすぐ電話で連絡すれば大丈夫です。トラブル自体で評価が下がることはまずありません。見られているのはそのときの対応の落ち着きです。
私の場合:エージェント経由のオンライン面接で感じたこと
私自身、転職エージェント経由で応募した会社の面接をオンラインで受けたことがあります。受けてみて感じた利点は、面接そのものよりも前準備にありました。
エージェントは、その会社が過去にどのような面接をしてきたかを、企業の担当者や過去の求職者から聞いています。私の場合も、事前にその情報を教えてもらえたので、「何を聞かれそうか」の見当をつけたうえで臨むことができました。一人での応募ではたどり着けない情報なので、オンライン面接に不安がある方こそ、エージェント経由の応募は心強い選択肢だと感じます。
まとめ:環境は前日までに、当日は中身に集中
オンライン面接は、環境づくり(前日まで)と話し方のコツ3つ(当日)さえ押さえれば、対面より落ち着いて受けられる面接です。手元にメモを置ける・移動がない・自宅で受けられる——未経験からの転職活動では、味方につけたい形式だと思います。
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